摘要:本文為JLPT日語能力考專用教材《新版標(biāo)準(zhǔn)日本語》高級上冊第9課:自然災(zāi)害的課文部分。單詞、會話、解說部分請見文末鏈接。新版標(biāo)準(zhǔn)日本語教材是國內(nèi)日語自學(xué)者運(yùn)用最廣泛的一套日語學(xué)習(xí)教材。
本文為JLPT日語能力考專用教材《新版標(biāo)準(zhǔn)日本語》高級上冊第9課的自然災(zāi)害課文部分。會話、單詞、解說部分請見文末鏈接?!缎掳嬷腥战涣鳂?biāo)準(zhǔn)日本語》由人民教育出版社、光村圖書出版株式會編著,人民教育出版社出版,請支持正版書籍,本文僅作學(xué)習(xí)參考使用,如有侵權(quán)請聯(lián)系刪除。
課文
地震と津波
2011年3月11日、日本は未曾有の大地震に見舞われた。
東北地方の三陸沖の海底を震源とするM(マグニチュード)9という日本國內(nèi)観測史上最大規(guī)模の地震が発生し、それに連動して、周辺の海底でM7以上の大きな2つの地震が発生した。震源域(地盤の巖石が破壊された範(fàn)囲)は、東北地方の巖手県沖から関東地方の茨城県沖までの、長さ500km、幅200kmの広範(fàn)囲にわたり、震源域では余震が多発した。大地震と、それに伴って発生した巨大津波は、東日本の沿岸部を中心に壊滅的な被害をもたらしたのみならず、原子力発電所の事故を誘発するなどし、世界に大きな衝撃を與えた。
この「東日本大震災(zāi)」による死者行方(ゆくえ)不明者は、地震発生後6か月の時(shí)點(diǎn)で20,000人近くに達(dá)したが、その被害の多くは津波によるものだと考えられている。
津波は、そのほとんどが海底で大きな地震が起きた時(shí)に発生する。地震により海底地盤が破壊され、大規(guī)模な地殻變動が起こる。それに伴い、海水が押し上げられて上下動し、海面の水位の變動が周囲に拡大していき、津波となる。
下の図のように、一般的な波(波浪)は、波長が數(shù)m~數(shù)百mだが、津波は、波長が數(shù)km~數(shù)百kmと長く、海底から海面までの水がまるごと移動するため、巨大な塊となって沿岸に押し寄せる。しかも、勢いが衰えず、連続して押し寄せ、陸上の家屋などを破壊しながら內(nèi)陸まで一気に駆け上がる。また津波が引く時(shí)も、とても強(qiáng)い力で引き続けるため、破壊した家屋などを海中に引ぎ込んでしまう。こうして津波が去った後は、町や村は原形をとどめないほどに風(fēng)景が變わってしまう。
島國である日本は、昔から、地震と津波の被害を受けてきた。特に、東北地方では、數(shù)十年から百年ごとに大きな地震が発生し、そのたびに、沿岸地域は津波に襲われ、多くの犠牲者が出ている。1896年に発生した「明治三陸地震」による津波は、內(nèi)陸に到達(dá)した時(shí)の海水面からの高さは最大38.2mに及び、22,000人もの犠牲者を出した。また、10世紀(jì)以上さかのぼった869年には「貞観地震」と呼ばれる震災(zāi)が起き、內(nèi)陸の奧深くまで津波が達(dá)して大きな被害をもたらしていたことが、古い文獻(xiàn)に記されている。今回の「東日本大震災(zāi)」を引き起こした地震は、その震源域が「貞観地震」と類似する點(diǎn)も指摘されており、1,000年に1度の大地震だったのではないかとも考えられている。
過去の教訓(xùn)から、沿岸部の地域では、高い堤防を築いたり、住民の避難訓(xùn)練を重ねたりするなど、さまざまな対策を講じてきた?!笘|日本大震災(zāi)」でも、地震発生直後に、津波警報(bào)が発令され、いち早く高臺に避難した人々は九死に一生を得ることができた。しかし、津波は、高さ10mもある堤防を軽々と乗り越えて川を遡上し、次々と家や車や船を飲み込み、町を破壊していった。海水面からの高さは、最大40.5mにも達(dá)していたという。この光景を目の當(dāng)たりにしただれもが、予測をはるかに超える規(guī)模の巨大津波で、あったことを?qū)g感したはずだ。
繰り返し津波による被害を受けてきたにも関わらず、この地域の人々は沿岸部で生活を営んできた。それは、津波の恐ろしさを承知しながらも、海の恵みによって生計(jì)を立てることを選んだからなのかもしれない。そして、いつの時(shí)でも、それが復(fù)興のエネルギーとなってきたのではないだろうか?!笘|日本大震災(zāi)」の被害は想像を絶するほど甚大であり、実態(tài)を把握するだけでも長い時(shí)聞がかかるだろう。しかし、これまでもそうしてきたように、被災(zāi)地は必ず復(fù)興するに違いない。
地震はいつどこで起こるか分からない。中國では、2008年5月12日に、M8の「四川大地震」が発生し、多くの住宅が倒壊したり、山崩れが起きたりするなど、死者·行方不明者は、およそ90,000人に上ったといわれている。そして、2010年4月14日、中國では青海省南部が地震に見舞われ、再び大きな被害と多くの犠牲者が出た。內(nèi)陸部と沿岸部では地震による被害は異なる。しかし、言えることは、地震や津波は、一瞬にして數(shù)多くの人命と生活基盤のすべてを奪ってしまうということだ。
「天災(zāi)は忘れたころにやってくる」という言葉がある。天災(zāi)ばかりは防ぎようがない。わたしたちができることは、いざという時(shí)にどう行動すべきかなどについて、普段から備えておくことぐらいのものだ。「備えあれば憂いなし」という言葉もあるように。
地震に対する備え
地震が起こった時(shí)の行動を身に付けておく。
△室內(nèi)にいる時(shí)に地震が起きたら、丈夫な機(jī)やテーブルなどの下に潛り、それらの腳をしっかりと握る。
△屋外にいる時(shí)に地震が起きたら、ブロック塀や石塀電柱や自動販売機(jī)など、倒れる危険性のあるものから離れる。
△海岸地域では、地震が起きたら津波の危険があるので、車を使わずになるべく高い所へすぐに避難する。
△がれきやガラスの破片などが散亂しているので、裸足で歩かない。
常に家に、飲料水や食料、薬、ラジオ、防寒具なと避難生活に必要なものを用意しておく。
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